私が「ある大型犬の物語」のふかふかグレートピレニーズに出逢ってから、今年でちょうど10年。あの日から今日まで、ずっとたくさんの老犬たちと一緒に過ごしてきました。
本当に何も知らずに入った老犬介護の世界でしたが、たくさんのかわいらしいおじぃちゃんやおばぁちゃんたちのお世話をさせていただいたこと、彼らの大切な犬生のほんの少しの時間でも一緒に過ごせたことは、今の私にとって本当に大切な財産となっています。
あの頃は、ネットで「老犬ホーム」や「老犬介護」と検索しても、出てくるのはとても良い環境とは思えないような施設がほんの少し出てくるだけでしたが、今では本当にたくさんの老犬ホームやシニアケアの施設が増えましたね。
まるで老犬ブーム!
ヒト側にだけ都合がいいものではなく、犬たちにとって良い方向へと向かってくれていると良いのですが、いったいどれだけの施設が犬側にたって作られているのでしょうね?
でも自宅で老犬介護を頑張っている方にとって、お泊まりやデイケアなど、病院以外で老犬に関する様々なサービスを受けられることはとっても良いことと思います。
老犬ホームなどに預けずに、その費用でデイケアの利用など、一緒にいる方向で考えられるし^^
もし寝たきりになってしまったらずっとお家で過ごすのはつまらないもの。
お出かけしてお外の空気を目一杯吸って、魅力的な異性の匂いを嗅いだりしてね!
そんなおじぃちゃんやおばぁちゃんたちのかわいいことといったらもう!
いつもいつも彼らの時間はふんわりのんびり流れて、私のココロをふかふかにしてくれます。
でも、何度見送っても必ず想うこと、それは、もっともっと色々してあげられたのではないだろうか、という想い、後悔です。
どんなに頑張ってケアしたとしてもやってくる切ない想い。
でも、元気な時から知識を蓄え日々ケアしていくことで、その切ない想いや後悔を少なく出来るのではないかと思っています。
実際に自分の犬が老いてみないとわからないことはとても多いけれど、少しずつ準備をしていけたら突然の変化を発見した時にも、おろおろとうろたえずに穏やかなココロで向き合えるのかもしれません。
しかも、いつもストーキングしながら私たちを注意深く観察している彼らには、どうしよう!どうしたらいいの!なんて私たちの不安な気持ちは必ず伝わるだろうしね!
でも、だからといって老化や病気ばかり気にして、頑張らなくちゃ!ではなく、なんにしても気負いすぎず、頑張るところは頑張ろう、くらいの気持ちでのんびりやっていくといいと思います。
私も特に介護の相談を受けることが多いので、寝たきりのコや痴呆のコ、大きな腫瘍を抱えたコ、床ずれの処置やゴハンの介助など、今までの経験からお話をさせていただいていたけれど、最近もっともっと様々な角度から勉強していきたいな、と思うようになってきて、改めてシニアケアの勉強も始めました。
やっぱりマッサージやストレッチは、最長老花子やスーさんがとても気持ちが良さそうだし、私もなんだか楽しくなってきて^^
これからも、かわいいおじぃちゃんやおばぁちゃんのために頑張るオーナーさんとカワイコさんたちの穏やかな日々のお手伝いができたらいいな^^と思います。
カワイコ老犬オーナーさんたち、ひとりだけ、家族だけ、で抱え込まずに色々と利用しながら、犬と一緒にのんびり過ごせるように考えていきましょう^^
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